はがれる付箋

基本的にはがれないでほしい。

無職が行くトカラ列島平島の旅①

~よくわかる7か月前のあらすじ~

入社して47日目で退職した俺 

これから人生どうなっちゃうの~!?

 

遡ること7か月前、仕事を音速で退職し無事社会の最底辺と化した俺は、

ツイッターとかいうドブに時間をちぎっては捨て、ちぎっては捨てる生活を送っていた。

 

 

 

このままじゃ人生までドブに捨てちまう・・・!(半分捨ててる)と焦っていた時、

社会的地位最底辺にいることを察した友人が滞在中の島に招いてくれたので、

二つ返事で島流しされることにしました。

 

フットワークの軽さは無職の最大の武器だ!

 

てかそもそもお前なんで島にいんの?

 

無職が行くトカラ列島平島の旅〜上陸編〜

 

 

 

 

行く島 

行くのは平島という九州の南洋上、トカラ列島にある島。

ぶっちゃけ友人に聞かされるまで存在すら知らなかった。

 

平島って?

トカラ列島中央部に位置し、トカラに平家の落人が最初に流れ着いた地とも伝えられています。東部海岸の崖下には「平家の穴」と呼ばれる平家伝説ゆかりの洞窟があり、そのほか各所に追っ手を監視する望楼の名残とも言われる史跡も残されています。トカラ列島の中でも、昔ながらの風俗が最も守り続けられており、祭りなどもすべて旧暦で行われます。中世の世から続く元服の儀式が、今も当時の形式をほとんど変えずに行われているのは平島だけです。」

十島村公式サイトより

http://www.tokara.jp/profile/gaiyou/taira/#whatkind

へぇ〜(教養0)

 

まあとにかく向かうぜ。

 

交通手段

平島に空港はない。

よって船が唯一の交通手段となる。

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これが平島への唯一交通手段「フェリーとしま2」の時刻表で、見てもらえばわかる通り週に2往復している。

一般的に多くの人は鹿児島港から乗船すると思われるので、月曜もしくは金曜の夜に港に集うことで、平島への道が開かれる。

月曜の深夜に出発して水曜日の朝に帰る方法もあるけど、それだとあまりにも滞在時間が短くなってしまうので、

月入・日出or金入・水出が一般的(自分調べ) 

 

平日はしんどい?じゃあ仕事辞めろお前らも。

 

当日 

早速港まで行き、2等雑魚寝、片道7010円のチケットを購入。

予約もできないことはないらしいけど、よくわからんかったのでしなかった(オタクは事前行動が苦手)

窓口で普通に買えたし、多分よっぽどの繁忙期じゃない限り買える(多分) 

 

その日はとても風が強い日だったのだけど、チケット購入時窓口の人に

「接岸条件出てますからね!」

とすごく念押しされた。

接岸条件っていうのは、「波が高かったりした時に接岸できなくて島を通過する可能性があるよ」というやつで、そこら辺承知の上で行けよ。 というやつ。

 

ちなみに接岸できないで島を通過することを「抜港」と言い、仮に抜港した場合は特段補償とかもないらしい。

 

週2便の船で抜港されたらどうすりゃいいんだ?と思ったので窓口でそこらへん聞いてみたところ、

「まあ、隣の島で降りてもらうとか…」と言われた。

 

山手線感覚かよ。

 

乗船開始が20時くらいと聞いたのでその時間に着くようにしたら実際は21時だったらしく、ひたすら待合所で待機。

 

待合所で待ってたら転職エージェントからお祈りメールが来て頭抱えた。

 

乗船 

 

人生がこわれつつも、乗船! 

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(左の旗は宗谷岬に行った時に買って、僕の富士山登頂も見届けた由緒ある旗です。)

 

 

 

フェリーとしま2は4月から新しくなったらしく、実際に船内はかなり綺麗で快適。

快適すぎて乗客が乗船即酒盛りを開始して、「南国だな~」となる(偏見)

 

乗客も予想の6倍くらいいて、正直過疎路線だと思ってたのでビビった(ド失礼)

 

そもそも今日月曜なんだけど。お前ら全員無職か? 

 

 

 謎だった。

 

起きた

 

 早速の前途多難。

 

やれる気がしてきた(オタクは手首にモーターが内蔵されている)

 

上陸

いよいよ孤島に上陸!

 

最果て感がすごかった。気分は後鳥羽上皇

港に友人が迎えに来てくれたので、一緒に滞在地へ。

君はなぜこの島へ?流罪だよ!るーざーい!

 

探検

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平島は歩いて回ろうと思えば回れるほどの島だけど、歩いて回るには少し広すぎる。

もっともこの島にはレンタカーはおろかレンタサイクルすらない。

歩いて体力をつけろ、それが島に流された無職の使命。

 

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こんなところにもいるんかワレ

 

本当にちっぽけ。

だってさあ、退職はホラ、その・・・あれじゃん?

あのー・・・

 

そして最大娯楽へ・・・

島滞在中の泊地は友人の親戚の家。

挨拶をそこそこに済ませ、

島の一大娯楽「釣り」に行くことにした。

(ていうか島に娯楽が朝釣り、昼釣り、夜釣り、週3回だけ開く温泉の4つしかない)

 

のだけど、それについてはまた気が向いたら書きます(オタク特有の投げやり)

 

つづく(といいね)