はがれる付箋

基本的にはがれないでほしい。

海外に初めて行った話②-魅惑のアブダビ編

https://realdoumin.hatenablog.com/entry/2020/02/24/223811

これの続きです。

 

2020年2月18日、朝7時。

 

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私はアラブ首長国連邦アブダビに入国を果たした。

 

なぜ、アブダビか。

 

今回ヨーロッパへ行くために利用したエティハド航空では、乗り継ぎの際アブダビに入国したらホテルの宿泊を無料でプレゼントするというキャンペーンをやっていたからである。

 

無料と聞いて乗っからない手はないよね。

 

 

 

0.入国

 

入国審査官「コンニチワー。ヨウコソー。」

私「日本語がお上手ですね!(ナポリパターンからするとチップを要求されるやつか…?)

審査官「ありがとう!ワンピースが好きなんだ!」

私「ワオ!僕も大好きさ!(小学生の頃に4巻までしか読んだことがない)」

 

1.空港脱出

 

とりあえずバスに乗って市街地へ行こう。

 

というわけで、

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アブダビSuicaを購入した。

 

アブダビのバスはこれを持っていないと乗れない、超キャッシュレス社会である。

アブダビSuicaを売ってる機械は空港と後述のバスターミナル以外には見かけなかったので、空港で買うことを強くオススメする。

 

とりあえず人がたくさん乗り込んでいるバスに乗った。

セントラルシティみたいなこと書いてたので間違いはないだろう。

 

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バス車内。

私の座った席は壊れていて常時フルリクライニング状態になっており、少し気を抜くと後ろの席のおっちゃんと目が合うドキドキロマンスモードだった。

 

しかし本当に何も考えずにバスに乗ったため、バスターミナルに到着した時もここで降りるべきかまだ進むべきかを考え込んでしまい、

下車を決意した頃には扉が閉まってしまった。

 

遅かったか…と諦めたその時、隣に座っていた男が一言、

「走れ!運転手に言えば間に合うぞ!」

 

結果降りることに成功した。

 

アブダビ人は最高(1回目)

 

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かくして到着したアブダビバスターミナル。

降りた瞬間バス停に屯してた若い兄ちゃん達が話しかけてきた。

 

A「ドバイ行くの?ドバイ?(バスターミナルからはドバイ行きのバスが出ている)」

私「アブダビ観光だけど来たばっかでわからん。俺はどこに行けばいい?」

A「ドバイに行くといい」

B「ドバイ」

C「………(遠巻きにドバイだよみたいな顔をしている)」

 

ドバイ推しがすごい。

 

全く参考にならなかったが、ホスピタリティのレベルの高さを感じた。

 

アブダビ人は最高(2回目)

 


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偉い人の写真がバーン!

ここに来てようやく異国に来たなあという感情。

 

2.簡単なアブダビ解説

 

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①:バスターミナル。ここを中心にバスが伸びる。

②:ビルが立ち並び、ショッピングモールも数多くあるアブダビの中心街と思われるエリア。

③:シェイク・ザーイド・グランド・モスク。アブダビ観光と言えばここ。観光客がたくさんやってくる。

④:ルーヴル・アブダビ。いわゆるルーヴル美術館アブダビ店。地図には入っていないが、ちょっと上に行ったところにある。

⑤:エミレーツ・パレス。高級ホテルで、金粉が入ったカプチーノが飲めるらしい。

 

赤いラインはバス、94番系統。

これはルーヴルアブダビからグランドモスクを結ぶ路線で、見てもらえば分かる通りアブダビを東西に、かつ主要地点を結んでいるため、観光客は94番だけで事足りる。

 

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というわけで最強の94番でまずはホテルに向かうことに。

大体30分に1本ペースで運行されていて、バス停には到着案内もあって助かる。

 

がここで問題が。

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ホテルの位置(青色の点)、94番から離れてる!

 

しかもアブダビのバス、

「次は○○○に止まります」

みたいな案内が一切ない。

ていうかそもそも停留所に名前が振られているような感じですらない。

そのため、グーグルマップとにらめっこしながら自分の降りたいポイントが近づいたそれっぽいタイミングでSTOPボタンを押すという、一種のリズムゲームを強いられることになる。

 

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結果私は見事失敗。

左の黄色線のタイミングで押したら、停留所は右の黄色丸。

ホテルまで結構歩く羽目になった。

 

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アブダビは基本的に砂漠。

 

ギラつくような日差しを浴びながらホテル着。

ちなみにこの日アブダビの最高気温は31度であった。

 

3.極上の無銭ホテル

 

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なんだこの高級ホテル!?

これが「無料」である。

今回の旅行で泊まったホテルの中で一番すごかった。

 

翌日のチェックアウトまで客室内で過ごそうかなと思ったが、さすがにそれはもったいないので観光に出かける。

 

グランドモスクに行くぞ!

 

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4.3km。

 

(重ねて言うが外気温は31度であり、かつ私の服装は真冬仕様である)

 

〜フロントにて〜

私「グランドモスクへの行き方を教えてください(歩いて行けますか?)」

フロントの人「タクシー以外あり得ない。歩くと死ぬぞ

私「はい」

 

4.アブダビのタクシーについて

 

鉄道はない。

バスは難解。

徒歩は死ぬ。

よってアブダビ移動の最適解はタクシーである。

 

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初乗り5ディルハム(=約150円)

以降1キロごとに1.82ディルハム(=約55円)

 

クソ安い。

 

しかもメーター制なので安心安全。

以後タクシーを多用することになる。

 

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タクシーでゴキゲンになってたら、シボレーに乗ってた白いアラブっぽい服着てる人がこっちに手振ってくれた。

 

アブダビ人は最高(3回目)

 

5.観光

 

5-1.グランドモスク

 

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でかい!


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白い!


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なにこれ

 

5-2.ルーヴルアブダビ

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ルーヴル美術館アブダビ店。


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野球拳。


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理数系のオタク。


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有名なナポレオンが馬に乗ってるやつあった。

 

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オープ○ハウス

 

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芸術に一切造詣が深くないけど楽しかった。

 

6.リズムゲー

 

朝の失敗、すなわち押した地点から停留所までのラグを考慮し、

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この地点でSTOPボタンを押した。

朝の感覚で行けば、ちょうど青点、ホテル直上で停車するはずだ。

 

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なんでだよ。

 

7.アブダビメシ

 

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マクドナルド(社会保障

 

マクドナルドに併設されてた売店でいい感じの帽子を見かけてかぶったりしてたら、通りすがりのおっちゃんにサムズアップされたので、


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買っちゃった照

 

アブダビ人は最高(4回目)


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下北沢の帽子屋か!(下北沢に帽子屋があるかは知りません)

 

8. 2日目。ロードトゥドバイ

 

起きてから11時まで高級ホテルでダラダラした。

チェックアウトの19時までダラダラしようと思ったけど、せっかくなんでドバイ行くことに。

 

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ホテル近くのビル群。


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タクシーで爆走して、


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バスターミナルへ。ドバイ行きのバスに乗る。


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チケットカウンターでドバイ行きたいんですが、みたいなこと言ったらドバイSuicaを買わされた。

UAEのバスは完全キャッシュレスらしい。


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2時間半ほど揺られてドバイに着いた。

てっきりブルジュハリファ的なところに着くと思ったら、旧市街地の場末のバスセンターだった。


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隣のショッピングモールでご飯(社会保障

 

チキン食べてたら帰りの時間になったので、アブダビ行きのバスに乗った。

 

ドバイまでの所要時間:5時間

ドバイで過ごした時間:45分

ドバイでやったこと:ケンタッキーを食べる

 

終わり


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あれがブルジュハリファかー。

写真映り最低だな!(ポールの左にちょっとだけ見えてる)

 

9.そして東京へ帰る

 

ホテルをチェックアウト。

エレベーターで乗り合わせた従業員に被ってたUAE帽子をアピールしたらめっちゃ気に入ってくれて、

カウンターまでエスコートしてくれた上にタクシーも呼んでくれた。

 

アブダビの人間、マジでいい奴しかいないの?

 

従業員「日本からわざわざありがとなー。俺も日本行きてえけどビザが取れねえ。まあ俺の弟はヒロシマ行ったからガチれば取れるけどなーHAHAHA!」

 

マジでいい奴しかいないらしいです。

 

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最後の爆走。空港まで50ディルハムくらいだった。

日本円で言えば1500円、距離を考えれば激安。

 

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アブダビ国際空港名物、謎のやつ。

謎。

 

帰りの飛行機は日本人しか乗ってなくて、やたらと安心感があった。

 

そんなこんなで無事帰国。

 

10.海外10日間の総評

1.意外と何とかなった。

2.アブダビ人はマジでいい奴しかいない。

3.アブダビは神。